HTMLとリレーショナルデータベース──現代の情報伝達を支える2本柱
HTMLとリレーショナルデータベース──現代の情報伝達を支える2本柱
ホームページは「HTML」で書かれています。HTMLとは、Hyper Text Markup Language(ハイパーテキスト マークアップ ランゲージ)の略で、文章や画像、リンクなどの情報を「構造化」してブラウザに伝えるための言語です。
しかし、単に見た目を作るだけでは現代のWebサイトは成り立ちません。
商品情報、顧客情報、予約履歴、投稿内容──すべてのデータはリレーショナルデータベースと呼ばれる仕組みで管理されています。
HTMLは「見せる」ための技術、データベースは「つなげる」ための技術
HTMLは、情報を人間に見せるための仕組みです。一方、リレーショナルデータベースは、情報同士の「関係(リレーション)」を記録し、効率よく保存・検索・分析するための技術です。
たとえばオンラインショップでは、
「顧客」と「注文」、「商品」と「在庫」、「カテゴリ」と「商品」といった複雑な情報が関係しあって成り立っています。
それらを正しく整理し、関連づけるのがリレーショナルデータベースの役割です。
HTMLとデータベースが連携することで「動的なWeb」が実現
ブログやニュースサイト、ショッピングカート、予約フォームなど、日々更新されるページはすべて、データベースの内容をHTMLとして出力しています。つまり、ユーザーの操作に応じてHTMLが変化する──これが「動的Webサイト」です。
データベースがあれば、商品が増えても、投稿が増えても、すべてを一元管理でき、
HTMLはその都度、最新の情報を表示してくれます。
誰にでも扱える時代へ──FileMakerなどのノーコード連携
近年では、FileMakerのようにリレーショナルデータベースをノーコードで扱えるツールも登場し、専門知識がなくてもWebシステムを作れる時代になりました。
「HTMLで見せる」「リレーショナルデータベースでつなぐ」──この2つの技術の理解が、
ビジネスの現場でも、地域の活動でも、より自由な情報発信を可能にしてくれます。
返信を残す
Want to join the discussion?Feel free to contribute!