アプリ、ソフト、システムがなかったから作り始めました。
弊社の最古参・森口さんと、最初の弟子である山村さんに話を聞きました。(聞き手:岡村)
山村:「森口さん、私たちがデザイン制作スタジオとしてスタートして、もう40年ですね。当時は経理も全部、電卓と手書きの伝票でやってましたよね。」
森口:「本当にそうだよね、山村さん。あの頃は、写真植字の版下作成もアナログ。デジタルなんてまだ先の話だった。でも、岡村さんが入社してから、デジタル化の流れが一気に進んだよね。彼はとにかく新しい発想とエネルギーを持ち込んできて、驚かされたよ。」
山村:「そうでしたね。岡村さんが入ってきたことで、Macintoshを使ったDTP制作に切り替わって、デザインの現場が一気にデジタル化しました。それが経理の分野にも影響して、『経理もデジタル化できる』という考え方が浸透していきました。」
森口:「そうだったね。最初は市販のアプリをいろいろ試したけど、デザイン制作が自由自在にできるようになった一方で、『経理は手書きの方がいい』という声も根強かった。でも、コンピュータで伝票発行や集計ができるとわかってから、プログラミングに挑戦し始めたんだ。」
山村:「プログラミングは理論上、誰でも学べるけど、実際に“使える”システムをつくるには、やっぱり現場の理解が欠かせませんよね。」
森口:「まさにその通り。私たちの強みは、現場経験をもとに“本当に使いやすい”システムをつくれること。最初は自社の経理システムや作業支援ツールから始めて、今では他社や店舗のためのシステム開発まで手がけるようになったなんて、感慨深いよ。」
山村:「お客様の業務に合わせてカスタマイズし、現場の動きに沿った開発をする。それが私たちのサービスの核ですね。時代がどんなに変わっても、“現場目線”を忘れずに、これからも進んでいきましょう。」
私たちがデジタルにたどり着いた理由
弊社は、40年前にデザイン制作スタジオとしてスタートしました。業界の変遷を肌で感じながら、アナログからデジタルへの時代の変化を経験してきました。
創業当時は、経理業務がすべて手書き伝票と電卓によって行われており、写真植字や版下制作も完全なアナログ作業でした。しかし、Macintosh DTPの登場によって、私たちは制作業務のデジタル化に踏み出し、その流れはやがて経理業務のデジタル化へとつながっていきました。
はじめての挫折と学び
当初は市販のソフトをいくつか導入しましたが、使ってみると「手書きの方が早いかも」という声が現場から上がりました。市販アプリは、私たちの業務の流れにフィットしていなかったのです。
デザイン制作が自由になるなら、経理も自分たちで作ればいいのでは?
この発想から、自分たちでシステムを開発する道が始まりました。
プログラミングとの出会い
プログラミングは理論上、誰でも学べる技術です。ですが、実務で本当に使えるシステムを作るには、現場への理解と実践的な知識が欠かせません。
私たちは、現場の課題を自分たちで解決することに注力し、経理支援アプリから業務システムまで、次第に自社だけでなく他社の課題にも対応できるようになりました。
現場から生まれる「本当に使える」システム
システムを導入するだけでなく、業務フローの深い理解をもとに設計・開発を行う。それが私たちの信条です。
単なる開発業者ではなく、「使い手の視点」を持つパートナーとして、お客様ごとに異なる業務環境に合わせたシステムをカスタマイズしてきました。
変化に応じて、進化する
アナログからデジタルへ、デジタルからその先へ。私たちはこれからも、現場の視点を忘れずに、時代とともに歩んでいきます。
パッケージ アプリ・システムでは商(あきない)に勝てません。
パッケージアプリでは「商い」に勝てない理由
「パッケージアプリ・システムでは商(あきない)に勝てません」──これは私たちケイワンの原点であり、今も変わらない信念です。その意味を以下に丁寧に紐解いてみます。
商売における本当の「勝利」とは
商売で成果を上げるというのは、ただ競合に勝つことではなく、「自分自身の目標を達成すること」です。それは、学問で自分の理解を深めることに似ています。
商売の本当のライバルは、他社ではなく「昨日の自分」なのです。
パッケージアプリの限界
多くのパッケージアプリは、「最大公約数」で作られており、特定の業態や現場特有の運用には対応できません。自己診断や現状分析の道具としては十分とは言えず、現場を知るほどに「使いづらさ」が浮き彫りになるのです。
カスタマイズの落とし穴
市販のパッケージアプリをカスタマイズしようとすると、驚くほど高額な費用がかかることがよくあります。追加料金が基本価格の2倍〜10倍になることも珍しくありません。
これは、まさに“カスタマイズ地獄”。ビジネスの成長に応じて柔軟に変えたいと思っても、コストと手間がネックとなり、逆に足を引っ張る存在になります。
最初から「自分仕様」がベスト
だからこそ、最初からオーダーメイドという選択肢があります。業務の実情に合わせて一から設計されたアプリやシステムは、最も無駄がなく、最も「戦える」武器になります。
ケイワンでは40年前から、業種・業態・人に合わせた完全オーダーメイドの開発を行ってきました。私たちは単なる開発業者ではなく、商いに寄り添う戦略パートナーです。
本当の「勝利」をともに設計する
パッケージではなく、その商売の強みと夢に合わせた設計。それこそが、私たちが40年にわたり続けてきた道であり、今も多くのお客様に評価されている理由です。
システム開発を「費用」ではなく、「商いの武器」として考えたい方へ。
私たちはいつでも、あなたの“戦い方”を一緒に設計する準備があります。
コンピュータの運用メリットを最大限に生かす
小規模向けソリューションを提供いたします。
システム開発のプロセス
まずは
お客様の事業の中で、IT化すべきポイントを洗い出し、現場の作業プロセスを徹底的に理解します。業務規模、社員スキル、現場環境など、実情を詳細に把握した上で設計に進みます。
想定提案
要望を超える創造的な提案を目指し、業界のベストプラクティスや最新技術を取り入れたソリューションを提案。業務の自動化・効率化やコスト削減に向けて具体的な戦略を立てます。
着手
プロジェクトの目的と範囲を明確にし、計画に沿って開発をスタート。小規模でも本格的な工程管理で進行します。
検収
導入後1~2週間の検証期間を設け、実際に現場で使ってもらいながらシステムの適合性を確認。テスト・フィードバックを元に調整を行います。
対応ソリューション分野
販売管理
販売予測、売上分析、顧客・在庫・受発注管理、ポイント制度など、多岐にわたる販売プロセスを柔軟に最適化。
顧客対応
フィードバック収集と活用、サービス向上、顧客満足度の向上につながる施策を支援。
工程管理
製造や加工業務の効率化、リソース配分や在庫の最適化、品質管理まで幅広く対応。
コンテンツ管理
Webサイト更新、SNS運用、マーケティング素材の管理まで、一貫したサポートを提供。
私たちは、中小企業・個人事業主向けの完全カスタマイズ型システムを、40年以上の経験で開発・運用してきました。
iPadやiPhone、PCなどのデバイス選定から、オンラインショップ連携、在庫管理まで、現場の実情に合ったシステム構築を得意としています。
単に「聞く」だけでなく、経験に裏打ちされた実用的な提案で、ビジネスを支えるシステムをご提供します。
中小個人企業向けオーダーメイドシステム開発
「帯に短し 襷に長し」── パッケージソフトでは届かない現場にこそ
お店、卸業、製造業など、ビジネスの形態は千差万別。それぞれの現場には、独自のニーズと業務フローがあります。
一方で、市販のパッケージソフトはどうしても汎用的な仕様になりがちで、「一部だけ合うが、全体にはフィットしない」という問題に直面することが少なくありません。
40年以上の現場経験で築いた、独自のアプローチ
私たちケイワンは、こうした“市場の隙間”に40年以上向き合ってきました。
中小企業や個人事業主のために、実務に即したオーダーメイドのシステムを設計・開発しています。
「高額すぎず、でも使えるものを」という現場の声に応えるために、
ご予算に応じたベストな構築方法を常にご提案しています。
現場に入り込むことから始まる開発
私たちの開発は、まず現場の観察から始まります。
- iPad? iPhone? それともPCが適しているのか
- 在庫はどう管理されているか?
- オンラインショップとの連動は必要か?
こうした細やかな点をヒアリングし、現場で“本当に役立つ”システムをゼロから共に設計します。
“味”のあるソリューションを、あなたへ
私たちが提供するのは、パッケージにはない“味”。
オーダーメイドだからこそできる、業務に溶け込むシステム。
ただ要望を聞いてつくるのではなく、
40年のノウハウと、ビジネスへの理解をもって提案します。
「そろそろパッケージでは限界かも」
そう感じた時は、ぜひ一度ご相談ください。
“あなたのビジネスにしか合わない仕組み”を、私たちは一緒につくります。