思へども験(しるし)なしと知るものをなにかここだくわが恋ひわたる

恋しく思ってみても甲斐の無いことと知っているのになぜ私はこんなにも恋つづけるのだろう。

「いくら慕ってみてもあの人の気持ちは自分には向かないと知っているのに、なぜ私はこんなにも恋つづけるのだろう。」との、片思いの気持ちが切ない歌。
from 万葉集

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